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大学生にはこっちがおすすめ:Smart Keyboard Folio を買いました。

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以前の記事でお話ししたように、もうすぐiPad Pro 12.9インチの2021年モデルが発表されると言われている中、我慢できず2020年モデルを買いました。今まで使っていたiPad(無印)第7世代からiPad Pro 12.9インチに飛び級したということもあり、動作はとても快適で、ガシガシ使い込んでいます。

詳しくはこちら↓

その時に同時に購入したものがこちらです↓

一緒に買ったもの

  • iPad Pro 12.9インチ(2020)
  • Magic Keyboard(US)
  • Apple Pencil 2

学割を使って購入したので多少安くはなっていますが、学生にとっては痛すぎる支出でしたね…。一応ちゃんと生きれてます。よかった。

でも私がいま本体に取り付けてメインで使っているキーボードはMagic KeyboardではなくSmart Keyboard Folioです。本体を買ってからド金欠になっていたので、メルカリで中古品を購入しました。私の好きなUS配列版のSmart Keyboard Folioが安く出ていたんですよね。

この記事では、私がなぜMagic KeyboardからSmart Keyboardに変えたのか、その主な理由と経緯をお話ししたいと思います。とりあえず私が今使っているスタイルをお見せしておきます。こんな感じです↓

どうですか?こっちもなかなかかっこいいですよね。

キーボードを変えた理由をお話しする前に、Smart Keyboardの特徴を軽く説明しておきます。閉じたところは本当にMagic Keyboardとそっくりです。Smart Keyboardにはヒンジがないため、その分少しすっきりとしており、サイズもコンパクトですね。

iPad Pro 2020年版(第4世代)対応のSmart Keyboardには、Appleのりんごマークがエンボス加工されています。2018年モデル(第3世代)用Smart Keyboard Folioにはりんごロゴが刻印されていませんでした。サードパーティ製と区別がつかない、というユーザーの声を取り入れてのことでしょうか。

MacBookに関してもそうなんですが、最近のAppleはユーザーの声に耳を傾けてくれている感じがしますよね。不評だったMacBook ProのTouch Barも新モデルでは廃止されるみたいですし、端子もType-Cのみに変更されていましたが、もうすぐSDカードスロットやHDMI端子も増えるとのリーク情報もあります。

ではここからは私がMagic KeyboardからSmart Keyboard Folioに乗り換えた理由についてお話ししていきます。

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私がMagic KeyboardからSmart Keyboard Folioに乗り換えた理由

Magic Keyboardでは、パソコンスタイルにした状態からそのまま180°キーボードを回転させてタブレットスタイルにする(いわゆる“逆パカ“)ができません。購入する前からよく分かってはいたのですが、これの心理的ストレスがとてつもなく大きかったです。

机でキーボードかちゃかちゃしていて、少しだけApple Pencilを使いたいと思った時、本体を取り外さないと使えない、というのがもうストレスなんですよね。マグネットでくっついているだけなので、外そうを思えばすぐに外せるんですが、「一旦外さないといけない」と思うのがもうしんどいんですよね…。(これは使って見ないとなかなかわかりづらい感覚だと思います)

「逆パカできるけどPCスタイルで使う」というのと「逆パカできないからPCスタイルで使う」というのとでは、感覚が全く違います。Smart Keyboardではこの“逆パカ“ができるので、このストレスから解放されました。キーボードを使って作業していても、少しだけApple Pencilを使いたいなと思ったら逆パカしてタブレットスタイルにする、やっぱりiPadはこの使い方ができないと辛いです。

最近発見したんですが、Smart Keyboardだと逆パカせずともApple Pecilを使えることを発見しました。それがこの方法です↓

ここから…
こう!!

パソコンスタイルにした状態でそのまま逆さまに向けて使う、という方法もよく見かけますが、個人的には上の写真の方法が気に入っています。こうするとキーボードを使うモードとスタイラスペンを使うモードの切り替えがめちゃくちゃ早くなります。本当に、ガチャンって外したらもうApple Pencilを使える状態になるので、とても重宝しています。しっかり勉強に使うときは逆パカして、ちょっとだけペン使いたい時にはこのスタイルにする、その運用が今は完璧だと思っています。

Apple Pencilとの相性ってキーボードを使う上でも実はとても重要で、できるだけ本体をキーボードカバー(もしくは単なるカバー)から取り外さずに使える状態がベストです。なぜかというと、頻繁にSmart Connector部分をつけたり外したりすると、体感で20回に1回ぐらいの頻度でキーボードの入力を感知してくれない時があるんですよね。

以前無印iPadにSmart Keyboardを取り付けて使っていた時にも思ったんですが、キーボードの取り外し回数が多ければ多いほどこのバグが起きる頻度が高くなります。この状態になったら最後、iPadを再起動するほかありません。サクサク作業を進めていてこのバグが起こるとめちゃくちゃ萎えるんで、本体はできるだけカバーに取り付けたままにしてSmart Connectorを守るのが賢明です。

そう考えると、本体を付けたり外したりしながら(もしくはPCスタイル固定で)運用することを前提に作られているMagic Keyboardは、iPadのタブレットとしての優位性とキーボード接続の安定性の両方を失っているような気がしますよね。

なぜ私はこんな癖の強いMagic Keyboardを選んだのかというと、以前使っていた無印iPadでも机に置いてタブレットスタイルで使うときにはキーボードを外していたからなんです(正直フラッグシップコンビで使ってみたかったっていうのもあります…)。そのほうが安定する上にキーボード分の厚さがなくなるため、本物のノートに書いている状態に近くなるんですよね。

なのでiPad Proを購入しても、机の上でタブレットスタイルにして作業するときは本体を取り外そうと思っていたんです。でもiPad Proでは無印iPadを裸で置いた時のような安定感がなかったんですよね。それはなぜかというと、カメラ部分が大きく出っ張っているからです。

無印iPadはカメラ部分が出っ張っていないので、表面も裏面もフラットです。机に置くとほんのり空気圧を感じるほどに本体の全面が机に接しています。そのため傾きもなく、机との接触面積が大きいため摩擦も大きく、非常に安定していました。

iPad Proではどうかというと、まずカメラ部分の出っ張りによって若干傾きます。左側から充電コードを伸ばしたい場合には、カメラが右手前側に来るので、自分からみて奥側に傾斜がつき、書きづらいです。またカメラ部分が出っ張っていることで、接触面積が非常に小さくなります。無印iPadを裸で机に置いた時に感じていた“あの空気圧“は全くなく、カメラ周辺のボディ部分がほぼ接触していません。

接触面積が小さくなると摩擦も小さくなり、文字を書いている手の摩擦に負けてしまい、だんだん右側へずれていきます。これも結構ストレスになってしまいました。

その点Smart Keyboardはどうかというと、キーボードを逆パカして机に置くので、机とくっつくのはキーボード面です。キーボードだったら接触面積少ないんじゃないの?と思うかもしれませんが、それは違います。キーボード部分の奥側(下の写真を参照)、この部分が一番初めに机に接触する部分になるんです。

さらにこの部分はケースの外側と同じ質感になっているため、ゴムっぽいんですよね。そのため逆パカしてキーボード面を机に接するようにすると、文字を書いていて右側にずれてくることはありません。この辺りの素材に関しても考えて作られているんでしょうか。

軽い

めちゃくちゃシンプルな見出しになってしまいましたが、Smart Keyboardは、軽いです、本当に。圧倒的に。Magic Keyboardをしばらく使ってからSmart Keyboardに付け替えると、とてつもなく軽量・コンパクトに感じます。

なら最初からSmart Keyboard買えばいいやん!って思うかもしれませんが少し聞いてください、違うんです。私もMagic Keyboardが信じられないぐらい重いのはわかっていたんです。でもiPad ProとMagic Keyboardが家に届いて、その嬉しさのあまり「ちょっと重い気がするけど、これは幸せの重み!!!」とかって思っていたんです。本当に思ってました。あばたもえくぼってやつです。

でも、でもやっぱりキツかった…。

iPad Pro 12.9インチ + Magic Keyboardの重さはなめたらいけません。本当にびっくりするぐらい重いです。初めはiPad Proが家に来た嬉しさで舞い上がっているため重さなんか気になりませんでしたが、しばらく使っているとその重さに萎えてくるんですよね…。

そのおかげでSmart Keyboardをつけて持った時、「軽っ!!!!」ってなりましたよ、タブレットとして考えると全然軽くはないんですけどね。やっぱりiPad Pro 12.9インチ + Magic Keyboardは完全に据置機として考えた方が良いと思います。

タイピング音が静か

また、Smart KeyboardはMagic Keyboardに比べてタイピング音が格段に静かです。私は塾で講師のアルバイトをしているんですが、今日勉強した内容を報告するフォームみたいなのを入力するんですよ。もちろん全生徒の分フリック入力なんかしてられないのでキーボードで入力するんですが、Magic Keyboardはどうしてもタイピング音が大きくなってしまいます。

小中学生が勉強してる横でカタカタ言わすのもなんだかなあ、って思ってできるだけ音を出さないようにタイピングしていたんですが、音に気をつけながら打つとめちゃめちゃタイプミスするんですよね。皆さんも一度、いつも使っているキーボードで音を出さないようにタイピングしてみてください、めちゃめちゃタイプミスしませんか?何より打っていて気持ちよくありませんよね。

前は無印iPadにSmart Keyboardを取り付けて使っていたんですが、旧Smart Keyboardもかなり音が静かでした。その上使い始めて3、4ヶ月経つとさらに音が小さくなるんですよね。今回私はメルカリで中古のSmart Keyboardを購入しましたが、既に1年使用しているとのことだったので、すでにタイピング音はめちゃくちゃ静かになっていました。

静かに使わなければならない環境で使用することが決まっている方は、中古でSmart Keyboardを購入するのもアリかもしれませんね。(他人が使ったキーボードを使うことに抵抗がなければ、ですが…)

欠点はバックライトとトラックパッド

Magic Keyboardにはバックライトがついていますが、Smart Keyboardにはついていません。明るい環境でしか使わないのであれば何も問題はありませんが、少し薄暗くなるとバックライトがないキーボードはやっぱり少し使いにくいですよね。

私は文字はブラインドタッチで入力できるけど数字は無理っていう中途半端な人間なので、数字を打とうとすると暗いところでは打てません。無印iPad + Smart Keyboardで一度夜行バスの中でブログを書こうとしたことがあるんですが、その時にバックライトのありがたみを思い知らされましたね。

Smart Keyboard Folio
Magic Keyboard

またMagic Keyboardにはトラックパッドが搭載されていますが、Smart Keyboardには搭載されていません。でもiPadはそもそもタブレットとしてOSが設計されているので、トラックパッドがなくても困ることは何もないんです。ないんですが、、

一度トラックパッドがある状態のiPadを使ってしまうと、トラックパッドがないiPadが少し不便に感じてしまいます。最初からなければなんとも思わないのに、一度便利な状態を知ってしまうともう以前のようには使えない…。人間って不思議ですよね。

iPadでのトラックパッドの完成度は高く、使用体験は非常に良いです。MacBookに比べると小さいですが、カーソルの速度を調整すると画面内を縦横無尽に動き回ることができます。iPadはタッチ操作を前提に作られているので、トラックパッドのジェスチャー操作が馴染むんですよね。

指、スタイラスペン、キーボード、カーソルの全ての入力が自然に使えるiPad、素敵。Bluetoothマウスを使ってもいいんですが、iPadの操作との親和性を考えるとやっぱりトラックパッドが正解な気がします。純正のMagic Trackpad買おうかな。

ここまでのまとめ

iPadの純正キーボードカバーについて色々書いてきましたが、ここで一旦まとめたいと思います。(この後に「大学生へ」という項目があるので、大学生の方はそっちも見てみてね!)

これまでに書いてきたように、Magic Keyboardはめちゃくちゃ、めちゃくちゃ癖の強いキーボードです。iPadのタブレットとしてのアドバンテージを9割5分失ってしまうものだと思った方がいいです、本当に強い信念を持った人でないと使っていけないと思います。

かといってMagic Keyboardがよくない製品かというと、そんなことは全くありません。私なんかがいうのもおこがましいですが、キーボードとしての完成度はめちゃくちゃ高いと思います。私はどうしてもタブレットとしてのiPadを楽しみたい時があったので、Magic Keyboardは合わなかった、という話です。

写真編集や動画編集など、トラックパッドをガンガン使って作業してみたい、という人にはおすすめできますが、そうでない人には激しくおすすめしません。後悔する可能性が非常に高いので、安易にお勧めできる製品ではないです。価格もえげつないですしね。Macユーザーに人気のHHKBという高級キーボードがありますが、それより高いってどういうことやねん。

でも動画閲覧やネットサーフィンをする時にはMagic Keyboardが快適すぎるので、手放すに手放せない状態になっています。基本的にものが増えるのはあまり好きではないので、どちらか心に決めたキーボードを残してどちらかを手放してしまいたいんですが、どちらもそれぞれの利点があるため、もうしばらくは使っていない方も置いておくことになりそうです。どちらにしろMagic Keyboardは学割で購入したため、1年間は手放せないんですけどね。

学割で購入した場合1年間転売は禁止と書いてあるんですが、学割で購入した時よりも安い値段で売る分には問題はないんでしょうか‥?知っている方がいれば是非コメントを残していただけるとありがたいです。

大学生へ

iPad用キーボードカバーが欲しいと思っている大学生の方は、Smart Keyboardがおすすめです。何度も言っているように、Magic Keyboardはやはりタブレットスタイルでの使用には不向きです。iPadでノードを取りたいと思っている方ならなおさらSmart Keyboardがおすすめです。

iPadをタブレットとしても使用した、と少しでも思っているなら、間違いなくSmart Keyboardを買った方が幸せになれると思います。タブレットスタイルで使いたい、と思った時に毎回キーボードから取り外すのは、買う前には予想できなかったほど面倒でした。

ノートパソコンの代わりとしてのiPad

少し話がそれますが、ノートパソコンを持っていないからiPadにMagic Keyboardを取り付けてノートパソコンとして使いたい、という方には素直にノートパソコンを購入することをおすすめしておきます(さらにいうと理系の大学生にはWindowsパソコンがおすすめ)。iPadは(まだ)どう足掻いてもノートパソコンとして使うには無理があるため、ノートパソコンの代替としての購入は激しくおすすめしません。「まだ」とあえてつけたのは、ハードウェアとしての範疇ではiPadは完全にノートパソコンとして機能するからです。問題はソフトウェアの方なんですよね。レポートを提出する際に Officeソフトの Word や Excel を使いたい、となっても、iPadには簡易版のソフトしか用意されていません。ブラウザ版を使用するという手もありますが、ローカルでできることはローカルでするに限ります。最近のiPadはハードとしての進化がすごすぎて、ソフトウェアの進化が追いついていないんですよね。パソコンはどうしてもソフト依存なところがあるので、使いたいアプリ・ソフトが使えないとなると、それはもう使い物になりません。

でもMagic Keyboardのこの佇まいはやばいですよね…

私は今学部4回生で、大学で卒業研究をしていますが、研究中は基本的にMacで作業をしています。そのため必然的にiPadはタブレットスタイルで使う時間が長くなり、Magic Keyboardの置き場所に困ります。キーボードだけが独立して机に置いてある状態、これも結構ストレスなんですよね。

大学に行く時、研究でノートパソコンは必ず使用するため、Macは必ず持っていきます。またちょっとしたメモや研究室内の報告会の内容などを記録するのにノートは必要であるため、iPadも同時に必要になります。なら紙のメモ帳とパソコンでいいやん、ってなるかもしれませんが、違うんです、iPadがいいんです。

私ははじめてiPadを買ってから、授業で配布されたpdfなどのファイル管理はもちろん、ノートやレポートもほとんどiPadを使って作成、提出していたため、今から紙と鉛筆というアナログに戻ることはしたくありません。かと言ってちょっとしたメモなどのためにパソコンを開くのも面倒、となるとやっぱりiPadが必要になるんです。

iPhone・Macとの連携機能も捨て難いですしね。Apple製品の連携機能についてはまたまとめた記事を作りたいと思います。メモ用途であればiPad Pro 12.9インチのディスプレイサイズは不要なので、iPad miniもそのうち欲しいなー。

以上のことから、大学で使う分にはiPadにトラックパッドは不要であり、パソコンは必ず持っていかなければならないため、iPadはできるだけ軽量化したい。となるとSmart Keyboardを使った方がいいですよね。(軽量化にこだわるなら11インチモデルを買った方がいいという説はありますが)今はMacBook + iPad Pro + Smart Keyboard Folioの組み合わせがしっくりきているので、しばらくはこれで使っていこうと思います。

本当のまとめ

何度も言っていますが、Magic Keyboardはとても癖が強い製品です。キーボードカバーというより、カバー機能付きキーボードです。タブレットとしてもiPadを楽しみたいという気持ちが少しでもあるという方はSmart Keyboard、タブレットとして使用する予定は一切、全く、完全になく、ノートパソコンのサブ機として使いたいという方はMagic Keyboardといった感じでしょうか。

間違っても私のようにタブレットとしても使いたいと思いつつMagic Keyboardを購入するのだけは避けた方が賢明です。予算が許すのであればとりあえずSmart Keyboardを買ってみて、どうしてもMagic Keyboardが欲しくなったら買う、というのでもいいと思います。使わなくなったらメルカリで売ればいいですしね。

一つ言えるのは、先にMagic Keyboardを買うのはリスクが大きい、ということです。税込4万円オーバーのキーボードはこれを学ぶ勉強代としては高すぎました。私と同じ失敗をしないようにしてもらえたらと思います。

そろそろまとめないと長くなりすぎるので、これでこの記事は終わりたいと思います。自分の中の目安として5,000文字前後になる用にしているんですが、今回は少し熱くなりすぎましたね。他にもMacBookやiPad関連の記事を色々書いているので、よければそちらも覗いてみてください。

それでは。

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